【開催報告】「第2回うどんそばカンファレンス in 綾川」盛会のうちに終了いたしました!
2026年7月4日(土)から5日(日)の2日間、香川県綾川町で「第2回 うどんそばカンファレンス」を開催しました!このカンファレンスは、香川県と島根県で総合診療・地域医療に携わる医師や医学生、地域住民、行政職員の皆さまが集まり、一緒に学び、語り合う交流の場です。昨年の島根県・隠岐での開催に続く2回目の今年は、香川県綾川町での開催。会場は、綾川町国保総合保健施設「えがお」と「いきいきセンター」、そして宿泊と交流会の会場となった柏原渓谷沿いのキャンプ場「TaTuTaの森」です。
綾川町国民健康保険陶病院・綾上診療所、かがわ総合診療医センターが主催し、島根大学医学部附属病院総合診療医センターに共催いただいて、両県あわせて50名を超える方々にご参加いただきました。「うどん(香川)」と「そば(島根)」という両県それぞれの名物を囲みながら、世代や立場、地域の違いを越えて、これからの地域医療を自分のこととして考える2日間になりました。
カンファレンス初日は、綾川町うどん研究会の皆さまが振る舞ってくださった手打ちうどんを、香川・島根両県の参加者全員でいただきました。香川のうどんの味はもちろんのこと、そのコシの強さに、島根の参加者みなさんが驚いていたのが印象的でした。
昼食のあとは、本カンファレンスのメイン企画のひとつであるセッション①「地域医療・ラボ 〜5つの種火を育てよう〜」を行いました。香川・島根から5名の登壇者が、それぞれ3分間で「自分が思い描く10年後の地域医療」を”種火”として語りました。その後は、参加者が関心を持った種火のグループに分かれ、医学生からベテラン医師、事務・行政の方までが一緒になって、「そのビジョンをどうすれば実現できるか」を話し合いました。
立場の違う人が同じテーブルで話すと、一人では出てこない視点やアイデアが次々に出てきます。グループディスカッションのあと、各グループが「明日への構想」を発表し、会場全体で意見を交わしました。
全体ディスカッションのあと、表彰式も行いました。心を動かされたプレゼンターに贈る「ベスト・プレゼン賞」、実現してみたくなる構想に贈る「ベスト・プロトタイプ賞」を選び、受賞発表のたびに拍手が起こり、にぎやかな時間になりました。
夕方からは、「TaTuTaの森」に移動してのバーベキュー交流会!渓谷の風を感じながら炭火を囲むと、昼のセッションの話題もそのままに、あちこちで会話が続いていました。そのあとは有志で二次会も開かれ、これからの総合診療について、夜遅くまで語り合いました。
2日目は、綾上診療所の隣にある「いきいきセンター」で、セッション②「あやがわ・ラボ 〜みんなで考える、これからの私たちの地域医療〜」を行いました。このセッションには、綾川町・香川県の行政担当の方々や、地域住民の皆さまにもご参加いただきました。
はじめに、綾川町と香川県それぞれの行政担当者から、地域の医療・介護・保健・福祉の現状をお話しいただきました。続くケースディスカッションでは、総合診療医が実際に経験した2つの事例をもとに、住民・医療者・行政が同じグループで話し合いました。「もし自分や家族がこの立場だったら」と考えてみると、同じ事例でも立場によって見え方がずいぶん違います。医療者だけでは気づきにくい暮らしの視点や、住民の方の率直な思いが出てきて、お互いの考え方を知るよい機会になりました。
セッションのあとの昼食は、香川名物・一鶴の骨付鳥と、島根から届いた出雲そばです。あつあつの骨付鳥とそばを味わいながら、名残を惜しむように会話が続きました。
「うどん」と「そば」、香川と島根。互いの地域が鏡のような存在になることで、それぞれの強みや魅力が見えてきます。今年のカンファレンスでも、両県の交流はもちろん、医学生からベテランの先生方、地域住民や行政の皆さままでが立場を越えて語り合い、地域医療を自分のこととして考える2日間になりました。
ご参加くださった皆さま、そして開催にあたりご尽力いただいた関係者の皆さまに、心より御礼申し上げます。来年は島根県での開催予定!今度は香川から島根にお邪魔いたします。来年も熱い「うどん(香川)」と「そば(島根)」の交流に期待です。
(文責:かがわ総合診療医センター・横田雄也)
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